② トリプルなら、どんなことができるか
オカリナといえば、童謡のイメージがありませんか?
実はジャズやブルースなどのジャンルにどんどん入っていけるような 、広い音域をカバーしていなかったのです。 そういう曲しか吹けなかったのです。
しかし、音域が広くなったので、 トランペットやサックスに負けない 幅広い音域をつかったアレンジ だってできてしまいます。
たとえば、低い「ド」から2オクターブ上の「ド」 なんて芸当も可能。 チック・コリアの「SPAIN」だって演奏可能になったのです。
また、管楽器にはめずらしく、一部、和音が出せる。
片手を楽器から離せるタイミングも生まれるので、 空いた手で何かパフォーマンスをする凄腕プレーヤーもいる。
オカリナという楽器の可能性が一気にひろがったのです。 もう、童謡だけ吹いてればいいおもちゃなんて言わせない! これからはどんなジャンルにだって、ガンガン入っていけるんです。