④ 単管オカリナとの演奏技法の違い
まず、単管オカリナが、吹き口をくわえっぱなしなのに対し、 複管オカリナは、口を左右に忙しくスライドされなければなりません。
(写真のように、3つの吹き口がある)
それに伴い、楽器を支えるのが不安定になるので、注意しないといけません。
さらに、運指にも当然違いがあります。 C管で言えば、最低音の「ラ」から、ラシドレミファソラシドレ、 までは同じですが、それより上の音は二つ目の管、三つ目の管へと移動し、 右手だけの運指となります。
また、一つの管から別の管へ移るタイミングでは、スラーができません。 そのかわり、二つの管を一緒に吹けば和音が出せます。
ずっと単管オカリナばかり吹いていたわたしにとっては、 全く別の楽器のような気がしました。 頭の中のオカリナの固定観念を変えるのに時間がかかり、 始めは、なかなかトリプルを好きになれませんでした。 せっかくトリプルを演奏しているのに、 自分の慣れた単管オカリナでできたことしかやろうとしない、 トリプルならではの、新しい技術を演奏に取り入れない、 という悪い癖もなかなか抜けませんでした(爆)
もしこれからオカリナを始められるところでしたら、 単管オカリナで数ヶ月練習し、基本的な技術に慣れたら、 すぐにトリプルに移行されることをお勧めします。 動画サイトなどではたくさんの映像をみることができます。 YOUKU、YOUTUBEなど、探してみるとおもしろいと思います。Σd(^^)